分野 | 教員 | 特徴と教育 |
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天然物化学分野 公開HP |
教授 横島 聡 助教 楳窪 成祥 |
天然有機化合物は、医薬品候補化合物の宝庫である。本分野では、天然有機化合物の全合成を主体にして、その特異な構造を精密に制御し改変する手法を確立し、生物活性の増強や毒性の低減、物性の改善を目的とした類縁化合物の合成、生物活性発現の作用機序解明を指向した機能化分子の開発を行い、天然有機化合物を中心に据えた創薬科学について研究・教育を行う。 |
分子設計化学分野 公開HP |
教授 山本 芳彦 助教 安井 猛 |
医薬としての機能が期待される候補有機化合物の分子設計は、創薬科学において極めて重要な位置を占めている。候補化合物から最終的な医薬品へと至る過程においても、所望の薬効を増強しつつ、有害な副作用を抑制するための合理的な誘導体分子設計と効率的合成の双方が不可欠である。本分野では、有機合成化学を基盤として、創薬につながる新規生理活性分子の設計、ならびにその合理的合成プロセスの創出を両輪とする創造的研究・教育を行う。 |
プロセス化学分野 公開HP |
教授 布施 新一郎 助教 山崎 直人 |
我々のグループは、「教員が出したアイディアを学生の皆さんが手足となって動いて結果を出す」ではなく、「学生と教員が共にアイディアを出し合って、研究を共創し、互いに学び、高め合う」スタイルを目指しています。そして、この過程で学生の皆さんが自ら成長を実感できるようでありたいと強く願っています。また、博士課程への進学や海外経験を積むことを奨励しています。 |
分野 | 教員 | 特徴と教育 |
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分子微生物学分野 公開HP |
教授 饗場 浩文 助教 大塚 北斗 助教 島崎 嵩史 |
微生物には、創薬資源ならびに生産主体(抗生物質の生産など)としての側面と、薬剤のターゲット(感染症の原因)としての側面があり、創薬科学における重要な研究対象である。本研究分野では、原核微生物ならびに真核微生物を対象に、微生物が有する新たな生理機能の探索とその分子レベルでの解明を通して、創薬開発に寄与する基礎的な研究を展開すると共に、これらに関連した教育を行う。 |
細胞生化学分野 公開HP |
教授 人見 清隆 助教 辰川 英樹 助教 辻 徳治 |
生物に由来するタンパク質等の生理作用因子は、創薬の基盤研究として必須な対象である。本研究分野では、主に動物細胞における、酵素、抗体、分化増殖因子などの生理作用を有するタンパク質の性状と機能調節のメカニズムを、生化学・遺伝子工学的・細胞生物学手法により解析する。得られる知見や技術を基に、創薬科学に寄与する新規な有用機能分子の作用機構を研究・教育する。 |
細胞分子情報学分野 公開HP |
准教授 加藤 竜司 助教 田中 健二郎 |
創薬における新規候補物質の設計・評価・スクリーニング工程では、バイオロジーの基礎科学的知識と効率化のための実用化テクノロジーの融合が必要とされ、細胞および生体分子から得られる多次元情報の有効活用が求められている。本研究分野では、細胞工学・生体材料工学・医療工学から得られる生物情報を、生物情報処理・生物統計学によって解析し、創薬科学支援技術開発の研究・教育を行う。 |
細胞薬効解析学分野 公開HP |
准教授 小坂田 文隆 助教 竹内 遼介 |
アルツハイマー病,パーキンソン病,脳虚血,緑内障といった疾患は,脳内諸部位あるいは網膜のニューロン群が種々の原因により細胞死を起こし,ニューロン数が著明に減少することに特徴がある。これらの神経変性疾患,脳虚血,眼疾患に伴うニューロン死の機序を解明し,ニューロン死を制御する動植物由来低分子量化合物を探索することにより,神経変性疾患の予防・治療を目的とした医薬品の創製と機能性食品の開発に寄与するための研究・教育を行う。 |
分野 | 教員 | 特徴と教育 |
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構造分子薬理学分野 公開HP |
教授 廣明 秀一 准教授 兒玉 哲也 助教 日比野 絵美 |
薬剤の作用機構の理解やタンパク質の動作原理の解明に、立体構造情報や分子間相互作用の定量的評価が重要である。こうして得られた情報を活用することにより、迅速かつ論理的な創薬を実施することが可能となる。本分野では、新規の次世代医薬品(抗体医薬・核酸医薬)開発をも視野に入れつつ、核磁気共鳴法を中心にX線結晶解析を併用し、構造生物学から創薬への流れに沿って、立体構造に立脚した分子薬理学の研究・教育を行う。 |
構造生理学分野 公開HP |
教授 大嶋 篤典 |
細胞膜に発現している膜タンパク質は、生命現象の理解にとって重要であるばかりでなく、創薬ターゲットとして大きな割合を占めている。これら膜タンパク質の生体内における機能を理解するためには、生体内に近い環境での構造解析が望ましい。本分野ではクライオ電子顕微鏡を用いた膜タンパク質の構造研究を中心に、その機能を理解するために必要な技術開発を行っている。新規医薬品開発に有用な構造情報の提供も長期的な目標とし、同時に研究開発能力を養うための教育を行う。 |