創薬科学研究科主催
第68回創薬科学セミナー
本セミナーは、先端薬科学特論・単位認定セミナーです。
概要 | 卵子のクオリティーを評価するための指標探索 |
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日時 | 2017年09月22日金曜日15:30~17:00 |
場所 | 創薬科学研究館2階 講義室 |
場所(ファイル添付) | 1504232607創薬科学セミナー9月22日68回.pptx |
講師 | 星野由美 博士(広島大学大学院生物圏科学研究科/助教) |
連絡先 | 加藤竜司(kato-r@ps.nagoya-u.ac.jp) |
卵子の体外操作技術は、生殖医療や家畜生産の領域において標準化されつつある。しかし、肝心な卵子の質(クオリティー)を評価する仕組みがなく、安定した高い出生率に繋がっていない。卵子のクオリティーはその後の発生に影響するが、適切な評価方法がないことから、一般的には顕微鏡下での形態観察で、操作者の経験に基づいた判定がなされている。発生能力を形態的特徴で判断するには限界があり、精度の高い評価系の構築が急務である。本セミナーでは、「細胞内温度計測」と「顕微ラマンシステムによる卵子のスペクトル測定」に基づく卵子評価の可能性について紹介したい。