第130回創薬科学セミナー・GTRセミナー
本セミナーは、先端薬科学特論・単位認定セミナーとして認められています。
12月1日17時までに
Zoom配信ご希望の方は https://forms.gle/Pao15VrBRrHCYLLb9
講義室でお聞きになられたい方は https://forms.gle/uxBEuugKKoPBJuX27
までご登録ください。
概要 | 『他分野連携による”ありふれた”ウイルス (EBウイルス) の理解』 |
---|---|
日時 | 2020年12月02日17時00分~18時30分 |
場所 | 創薬科学研究館2F講義室、および、Zoom配信 |
講師 | 佐藤好隆 博士(名古屋大学医学系研究科微生物・免疫学講座ウイルス学・JSTさきがけ(兼任)/講師) |
連絡先 | 創薬・加藤(kato-r@ps.nagoya-u.ac.jp) |
ファイル | 1605661873創薬科学セミナー・GTR202012022.pdf |
EBウイルス (Epstein-Barrウイルス; EBV)は、成人の90%以上が抗体を保有しており、最も広く浸淫しているウイルスの一つである。発見からすでに50年が経過しているが、その性質や細胞内での挙動は未だ不明な点も多い。たとえば、病因ウイルスとそれがもたらす疾患は、ほとんどが1対1の関係にあるが、EBウイルスは腫瘍性疾患(治療が必要な悪性腫瘍を含む)だけでなく伝染性単核症(一過性のウイルス血症で治療なしに自然寛解する良性疾患)の原因にもなる。このEBウイルスを包括的に理解するためのCRISPRスクリーニング、シングルセル解析、組換えウイルス技術など他分野連携について紹介したい。