第90回創薬科学セミナー
本セミナーは、先端薬科学特論・単位認定セミナーとして認められています。
概要 | モデル生物(酵母と線虫)を使った寿命研究 |
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日時 | 2018年12月06日木曜日・15:00~ 16:30 |
場所 | 創薬科学研究館2階 講義室 |
講師 | 水沼 正樹 博士(広島大学 大学院先端物質科学研究科/准教授) |
連絡先 | 饗場 浩文(aiba at ps.nagoya-u.ac.jp(atを@に代えて下さい。)/6803) |
ファイル | 1540863574第90回創薬科学セミナー20181206水沼先生.pdf |
近年、カロリー制限に代表されるように食餌制限が老化・寿命制御の一要因として見出され、それらが関わるシグナル伝達経路の解析と理解が世界中で進んでいる。最近,栄養状態や腸内細菌叢などの環境因子が原因で生じた特定の代謝産物が,細胞の分化,がん化,脳機能,免疫反応, さらに老化・寿命などの複雑な生命現象に甚大な影響を及ぼす例が見いだされてきた。したがって,代謝機構を標的とした研究は,加齢性疾患の予防ひいては健康長寿の実現にきわめて重要である。本セミナーでは,寿命研究でブレークスルーをもたらしている真核モデル生物である酵母と線虫で明らかにした寿命制御機構について,我々が見出した知見を中心に紹介する。
参考文献:
1) Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 113, 11913-11918, 2016., 2) Sci. Rep., 6:21611. doi: 10.1038/srep21611, 2016., 3) Aging Cell, 13, 869-878, 2014., 4) Cell Metab., 15, 713-724, 2012.
参考文献:
1) Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 113, 11913-11918, 2016., 2) Sci. Rep., 6:21611. doi: 10.1038/srep21611, 2016., 3) Aging Cell, 13, 869-878, 2014., 4) Cell Metab., 15, 713-724, 2012.