創薬科学研究科主催 第86回創薬科学セミナー
本セミナーは、先端薬科学特論・単位認定セミナーとして認められています。
概要 | タンパク質を観る・操作する分子技術 |
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日時 | 2018年10月16日火曜日・13:00~14:30 |
場所 | 野依記念学術交流館 1階 |
講師 | 浜地 格 博士(京都大学 大学院工学研究科/教授) |
連絡先 | 小坂田 文隆(6814) |
ファイル | 1539130039第86回創薬科学セミナー.pdf |
一般に有機化学反応では、精製された出発原料を高純度の溶媒中で混合し、狙った分子を高収率で得る。
この際、不純物(水分や酸素なども含めて)は反応を阻害するだけでなく、副生成物を生む厄介ものである。
一方で、合成された分子は様々な不純物が混在する分子夾雑系でその効果を発揮することが求められる。
では、そのような夾雑系での物質変換を化学の精度で、設計・制御できないだろうか?
我々は、究極の分子夾雑系である生細胞での化学に取り組んでいる。
具体的な標的を生命現象の中心を担う蛋白質と定め、そのイメージング、網羅解析、機能制御に資する化学的アプローチの構築を目指している。
これらの分子技術の進展によって、biologistsとの交流が深まりtechnology-drivenの新しいサイエンスが境界領域から産まれることを期待している。
本講演では、我々の最近の試みを中心に紹介したい。
この際、不純物(水分や酸素なども含めて)は反応を阻害するだけでなく、副生成物を生む厄介ものである。
一方で、合成された分子は様々な不純物が混在する分子夾雑系でその効果を発揮することが求められる。
では、そのような夾雑系での物質変換を化学の精度で、設計・制御できないだろうか?
我々は、究極の分子夾雑系である生細胞での化学に取り組んでいる。
具体的な標的を生命現象の中心を担う蛋白質と定め、そのイメージング、網羅解析、機能制御に資する化学的アプローチの構築を目指している。
これらの分子技術の進展によって、biologistsとの交流が深まりtechnology-drivenの新しいサイエンスが境界領域から産まれることを期待している。
本講演では、我々の最近の試みを中心に紹介したい。