下記の通り細胞生理学セミナーを開催します。本セミナーは「先端薬科学特論」の単位認定講義になります。多数のご参加をお待ちしております。申し込みURLよりお申込みをお願いします。 対面&Zoom開催、要事前申込。
申し込みURL:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSddVwy0IrhPnvNqMzzbPl11p6mtdjya27ZtNm_8ahOL6wTuSw/viewform
概要 | 講演タイトル:“「パターン形成」の分子メカニズム” |
---|---|
日時 | 2024年10月18日金曜日・13:00-14:30 |
場所 | 創薬科学研究館2階講義室&オンライン開催 |
講師 | 渡邉 正勝(大阪大学大学院生命機能研究科/准教授) |
連絡先 | 大嶋 篤典(atsu@cespi.nagoya-u.ac.jp/6837) |
ファイル | 1726730984【QRコード付】渡邉正勝博士セミナー.pdf |
「パターン」とは等間隔性を持った繰り返し構造を意味し、生物の形づくりの基本となる形質の一つである。「パターン形成」は、細胞の集団形成、集団サイズの規定、集団間の境界形成などの過程を経るが、その形成には細胞間相互作用が重要な役割を担っている。ゼブラフィッシュの体表にみられる等間隔性を持った縞模様は、パターン形成研究のモデルケースとされており、黒色素細胞(黒色素胞)と黄色素細胞(黄色素胞)が細胞自律的に規則正しく並んでできている。この色素細胞間の相互作用には多くの膜蛋白質が関与しているが、細胞間に形成され、直接的な分子の伝搬に関わるギャップ結合が、特に重要な役割を担っている。本発表では、ギャップ結合を中心に、パターン形成に関わる細胞間相互作用とパターン形成因子について紹介したい。