先端薬科学特論の単位認定はありません。
概要 | 可塑的な神経回路形成を担う細胞分子メカニズム |
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日時 | 2023年04月14日金曜日・15:30-17:00 |
場所 | 創薬科学研究館 2階講義室(205) |
講師 | 山本 亘彦 博士(Shenzhen Bay Laboratory, Institute of Neurological and Psychiatric Disorders, China) |
連絡先 | 小坂田 文隆(x6814) |
神経回路の基本構造は脳の発⽣期に⾃律的に形成されるのに対して、細部は神経細胞の電気的活動によって可塑的に形成される。私たちは、これまで神経活動が軸索分岐形成に及ぼす作⽤やそれを担う細胞分⼦機構を明らかにしてきた。次の興味深い問題は、神経活動が分⼦シグナルに変換される仕組みである。本セミナーでは、神経回路形成に関する研究の現状を踏まえて、プロモーター活性のライブイメージングや転写調節因⼦の1分⼦イメージング法によって得られた最近の知見を紹介する。また、これらの研究を通して、神経科学における問題の捉え⽅や研究戦略についても議論したい。