第119回創薬科学セミナー・GTRセミナー
本セミナーは、先端薬科学特論・単位認定セミナーとして認められています。
概要 | 大脳皮質における興奮ー抑制神経回路とpatch-seqの融合について |
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日時 | 2020年02月18日火曜日・16:00-17:00 |
場所 | 創薬科学研究館2 階講義室(205) |
講師 | 森島 美絵子 先生(生理学研究所・大脳神経回路論/助教) |
連絡先 | 創薬科学研究科 加藤竜司(kato-r at ps.nagoya-u.ac.jp(atを@に代えてください。)) |
ファイル | 1581647354第119回創薬科学セミナー・GTRセミナー.pdf |
大脳皮質は情動、運動、感覚等の様々な高次活動に関わり、それぞれの高次機能に対応した情報ネットワーク神経回路網を介して作られている。この神経回路網はランダムでなく神経細胞間で選択的に、シナプスを介した情報伝達が行われている。神経回路の構成要素である神経細胞は80%の興奮性細胞と20%が抑制性細胞からなっており、それぞれがさらにサブタイプに分かれている。これらの神経細胞間の情報伝達の仕組みを中心に紹介し、さらに最近になって開発されたpatch-seqを組み合わせた神経回路解析の展望についても議論したい。