第103回創薬科学セミナー・GTRセミナー
本セミナーは、先端薬科学特論・単位認定セミナーとして認められています。
概要 | PIEZO チャネルに支えられた感覚神経と脈管系のメカノセンシング |
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日時 | 2019年07月12日金曜日・16:00-17:30 |
場所 | 理学部A 館2 階 222 号室 |
講師 | 野々村 恵子 先生(基礎生物学研究所 初期発生研究部門/助教) |
連絡先 | 廣明 秀一(4535) |
ファイル | 156038582520190712野々村先生セミナーGTRnew.pdf |
皮膚触覚に代表されるメカノセンシングは生体にとって重要であるが、メカノセンサー分子の実態は長らく不明であった。演者を含むPatapoutian 研究室( スクリプス研究所) は哺乳類で機能するメカノセンサーチャネルPIEZO1/2 を同定し、生体内での役割を調べてきた。
遺伝子改変マウスを用いた解析により、PIEZO2 が感覚神経にて皮膚触覚や呼吸パターンの制御を担うメカノセンサーであることが判明した。一方PIEZO1 については、赤血球の体積の制御やリンパ管の弁の形成に必要であることが判り、現在さらなる解析を進めている。
遺伝子改変マウスを用いた解析により、PIEZO2 が感覚神経にて皮膚触覚や呼吸パターンの制御を担うメカノセンサーであることが判明した。一方PIEZO1 については、赤血球の体積の制御やリンパ管の弁の形成に必要であることが判り、現在さらなる解析を進めている。