| 概要 | 講演タイトル:アルツハイマー病で記憶が損なわれる仕組みと、その回復の可能性 |
|---|---|
| 日時 | 2026年12月10日木曜日・15:30-17:00 |
| 場所 | 創薬科学研究館 2階 講義室(205) |
| 講師 | 中川 達貴 博士(東北大学 大学院医学系研究科 認知生理学分野) |
| 連絡先 | 小坂田 文隆(6814) |
| ファイル | 1793754461225seminar.pdf |
アルツハイマー病では、早い段階から記憶に関わる脳領域「嗅内皮質」が障害されます。しかし、脳の情報伝達がどのように変化し、記憶が損なわれるのかは十分にわかっていません。私たちは、アルツハイマー病モデルマウスを用い、匂いと報酬を結びつけて覚える際の脳の働きを調べました。その結果、神経細胞の働きを調節する物質「ドパミン」の信号が早期から弱まり、記憶の形成に必要な神経活動がうまく生じないことがわかりました。さらに、光で神経の働きを操作する「光遺伝学」でドパミン神経を活性化したり、体内でドパミンに変わる薬「レボドパ」を投与したりすると、匂いと報酬を結びつけて覚える能力が改善しました。本セミナーでは、記憶が損なわれる仕組みと、脳の情報伝達を整えることで記憶機能の回復を目指す可能性を紹介します。
本セミナーは「先端薬科学特論」の単位認定講義になります。
本セミナーは「先端薬科学特論」の単位認定講義になります。













