理学研究科生命理学専攻リーディング大学院IGERセミナー
・環境医学研究科とのジョイントセミナー会
主催:名古屋大学博士課程教育リーディングプログラムIGER
共催:名古屋大学環境医学研究所・創薬科学研究科
概要 | メタボリックシンドロームと慢性炎症 |
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日時 | 2016年10月03日月曜日・17:00~18:15 |
場所 | 名古屋大学・理学南館 1F セミナー室 |
講師 | 菅波 孝祥 教授(名古屋大学環境医学研究所 分子代謝医学分野) |
連絡先 | 木下専教授(生命理学)(kinoshita.makoto at c.mbox.nagoya-u.ac.jp (atを@に代えて下さい。)/3653) |
ファイル | 1474936474第47回創薬セミナー.pdf |
近年、種々の生活習慣病の基盤病態として「慢性炎症」が注目されている。慢性炎症の特徴として「組織リモデリング」が挙げられるが、従来、内分泌代謝学では、ホルモンの産生や作用に関して精力的に研究が行われてきた一方、臓器局所の組織学的変化に関する知見は乏しかった。我々は、メタボリックシンドロームの起点となる肥満の脂肪組織において、代謝性に誘導される組織リモデリングの分子機構を明らかにするとともに、脂肪組織炎症による異所性脂肪の新たな病態メカニズムを解明した。
本講演では、メタボリックシンドロームにおける慢性炎症の分子機構に関する最近の知見を 紹介し、慢性炎症を標的とする生活習慣病の治療戦略の開発に向けた取り組みを紹介する。
本講演では、メタボリックシンドロームにおける慢性炎症の分子機構に関する最近の知見を 紹介し、慢性炎症を標的とする生活習慣病の治療戦略の開発に向けた取り組みを紹介する。