創薬科学研究科主催
第42回創薬科学セミナーを開催します。
概要 | 細胞の足場となる新素材「コラーゲンビトリゲル膜」の開発とその医薬学分野での実用化構想 |
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日時 | 2016年06月14日火曜日・14:00~15:00 |
場所 | 創薬科学研究館2階 講義室 |
講師 | 竹澤 俊明 博士(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門/主席研究員) |
連絡先 | 加藤 竜司(kato-r at ps.nagoya-u.ac.jp (atを@に代えて下さい。)) |
ファイル | 1465257280創薬科学セミナー20160614.pptx |
ビトリゲルとは、演者が提唱した新しい学術用語で従来のハイドロゲルをガラス化した後に再水和して得られる安定した状態にあるゲルのことである。生体内の結合組織に匹敵する高密度コラーゲン線維網で構成される新素材「コラーゲンビトリゲル膜」の作製技術は、低密度コラーゲン線維網で構成される従来のコラーゲンゲルをガラス化した後に再水和することで、世界に先駆けて開発した。その後、再生医療、創薬および動物実験代替法などの分野で、コラーゲンビトリゲル膜の実用化を目指した研究を展開してきた。本セミナーでは、コラーゲンビトリゲル膜の開発経緯から医療機器および培養モデルの実用化計画に至るまで紹介する。
参考文献:薬剤学 75 (6), 344-353, 2015.【https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpstj/75/6/75_344/_pdf】
参考文献:薬剤学 75 (6), 344-353, 2015.【https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpstj/75/6/75_344/_pdf】