
学年・研究分野が異なる6名の在学生の方々にインタビューをして、
以下の質問に答えてもらいました。
Aさん、Bさん、Cさん;修士1年、Dさん;修士2年(進学予定)、
Eさん;博士後期1年、Fさん; 博士後期2年
質問
Q1 なぜ本研究科へ進んだのか、受験の理由を教えて下さい。
Q2 どのような進路をめざしていますか。将来の希望を聞かせて下さい。
Q3 研究科に入ってみて、よかったと思ったことは何でしょうか
Q4 研究科に入ってから意外だったこと、初めて知ったことは何でしょうか
Q5(M2で進学予定の方, 博士後期課程の方)博士後期課程への進学を決めた理由は何でしょうか
Aさん M1
細胞培養や遺伝子操作といった生化学や分子生物学の分野に深く関わりたかったことと、
そして何よりも指導に熱い情熱を持ち研究者として成長していくための後押しをしてくれる
教授がいらっしゃったため本研究科を目指しました。
Bさん M1
私は以前から医薬品に興味を持っており、創薬に関連した研究をおこないたいと考えていました。
その中で、本研究科の教育理念である『多分野融合教育』に興味を持ち、
総合的な創薬研究について学びたいと思い、受験を決めました。
Cさん M1
以前から創薬に興味を持っており、研究に取り組むうちにより創薬に近い研究を行ってみたいという
思いが強くなったためです。
Dさん M2 (博士課程進学予定)
現在所属している研究室の研究内容に惹かれたため、創薬科学研究科を受験しました。
Eさん D1
学部の授業で金属錯体や触媒化学について学んできたため、有機化学の中でも、
特に触媒反応の反応開発に興味を抱きました。また、元より創薬にも興味があったため、
本研究科を目指すことに決めました。
Fさん D2
構造に基づいた創薬研究(Structure-Based Drug Design)に興味があり、
有機化学と生物学の両面から創薬に関することを学べると思ったため本研究科を目指しました。
Aさん M1
製薬企業に入社して難疾患の治療薬開発に携わりたいです。
あるいは、自身の研究で培った知識や技術を活かすことの出来る
化粧品業界も視野に入れています。
Bさん M1
将来は創薬に関わる研究・開発に携わりたいと考えています。
自身の専門分野を活かすだけでなく、興味を持って様々な分野の研究に携わりたいです。
Cさん M1
製薬業界で創薬に関わる職種に就きたいと考えています。
Dさん M2 (博士課程進学予定)
在学中に研鑽を積んで、卒業後は製薬企業、
もしくは化粧品や食品メーカーの研究者になりたいと考えています。
Eさん D1
創薬研究に興味があるので、製薬企業の研究職も憧れますが、
日々研究活動を行うなかで、基礎研究が面白いと感じるようになってきたので、
現在は研究所あるいはアカデミアでの研究員を目指しています。
Fさん D2
まだ迷っていますが、民間企業で研究者として研究がしたいと考えています。
特に製薬企業や化粧品、食品開発など生物系の知識が応用できる
企業での研究ができる企業を探しています。
Aさん M1
「他分野融合実習」という有機や構造など自身とは違った専攻分野の実験・実習を
他のラボの学生と議論しながら行えるのが良かったです。他のラボの方の話を聞くと
研究へのモチベーションも上がりますし、交友関係も広がりたまに飲みに行くほど
仲良くもなれました。
Bさん M1
入学して良かったことは、自分の興味の幅が広がったことです。
本研究科には実習形式の授業があり、大まかな創薬の流れを実際に体験します。
その中で、自身の専門分野とは異なる実験も体験することができ、得られた実験結果に
ついて異分野の人たちと議論することもできました。この実習を通じて他研究分野への
理解が深まり、興味の対象も広がりました。
Cさん M1
興味のあった分野の研究に取り組めているため、非常に良かったと考えています。
また、高い目標を持った仲間が多いため、周りから刺激を受けられる点は魅力だと思います。
Dさん M2 (博士課程進学予定)
優秀な同期や指導者に恵まれていて、高いモチベーションで研究に取り組めています。
また現在の研究テーマと、元々こういうことをやりたいと考えていたイメージとの
乖離が小さい点も良かったです。
Eさん D1
他大学から進学してきた身として強く感じたことは、研究設備が充実していることです。
また、日々の研究の中で、やりたいと興味を持ったことをすぐに実践できる環境が
整っているところも良いと思います。
Fさん D2
実習を通して、構造をもとに作れる化合物の活性を予測し実際に作って活性を測定したうえで、
その活性の予測がどうだったか、どのような機序で化合物が活性を変化させるのかを考える
経験は楽しかったです。
Aさん M1
想像以上にやりたい実験を寛容にやらせてもらえる環境だったのが意外でした。
また、内部から進学する生徒のほかに様々な大学学部学科から学生が集まっている
点も面白いところだと思います。
Bさん M1
予想以上に、多くの研究者から話を聴く機会があります。
様々な分野のセミナーや講演会が開催され、その分野の最先端の研究をなされている
研究者の方のお話を聴くことができるため、自身の知識を増やす良い機会となると思います。
Cさん M1
他研究室との交流が深い点には驚きました。他分野の研究室とも交流があることで、
多角的な知識を得られる点も魅力だと感じています。
Dさん M2 (博士課程進学予定)
良くも悪くもかもしれませんが、創薬科学研究科に入学してみてからの意外性のような
ものは感じたことがありません。
Eさん D1
創薬にかかわる複数の分野が同じ研究棟に属しており、様々なバックグラウンドを
持つ人が集まっているので、自分に備わっていなかった知識を幅広く得ることができ、
想像していた以上に視野が広がったと思います。
Fさん D2
薬学科と異なり、既存の薬剤を勉強するというよりは新しい薬となる化合物を研究する
という方向性が強かったので、創薬研究に興味がある私としては
勉強になることがたくさんありました。
Dさん M2 (博士課程進学予定)
現在取り組んでいる研究テーマが、長期にわたって取り組むべきものであり、
修士で卒業することで研究を途中で切り上げてしまうことに抵抗があったからです。
Eさん D1
自分の研究テーマを完遂したいという想いが強く、基礎研究が好きなこともあり、
進学を決めました。
Fさん D2
私が所属する研究室ではコアタイムなどが存在しないため、研究とプライベートの
比率を自分で決められるというのがとても快適でやりやすいと感じていたこと、
名古屋大学の大学院生の経済的支援を受けられていること、自分のやりたいテーマでの
研究をさせてもらえていることが進学を決めた主な要因です。