第49回創薬科学セミナー
環境医学研究所とのJoint Seminar
概要 | ALSにおける運動ニューロン・サブタイプの選択的脆弱性 |
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日時 | 2016年11月29日14:30 |
場所 | 創薬科学研究館 2階 講義室(205) |
講師 | 三澤 日出巳(慶應義塾大学 薬学部 薬理学講座/教授) |
連絡先 | 小坂田文隆(6832) |
ファイル | 1477024400第49回創薬科学セミナー三澤先生.pdf |
筋萎縮性側索硬化症(ALS)での運動ニューロン変性にはサブタイプ選択性がある。
ほぼ全身の筋肉が麻痺する疾患終期でも、目(外眼筋)や肛門括約筋に投射する運動ニューロン・プールは変性しにくいことが知られている。
また、遅筋(赤筋)に投射するスロー運動ニューロンは、速筋(白筋)に投射するファースト運動ニューロンに比べ、疾患後期まで機能が保たれる。
近年、家族性ALSの原因遺伝子が多数同定され、運動ニューロン変性に繋がる共通パスウエイが急速に解明されつつあるが、サブタイプの選択的脆弱性をもたらすメカニズムについては依然として謎に包まれている。
本セミナーでは、運動ニューロン・サブタイプの新たなマーカーの発見、ALSモデルマウスを用いた選択的脆弱性のメカニズムの解析、運動ニューロン特異的遺伝子改変マウスを用いた研究などについて紹介する。
ほぼ全身の筋肉が麻痺する疾患終期でも、目(外眼筋)や肛門括約筋に投射する運動ニューロン・プールは変性しにくいことが知られている。
また、遅筋(赤筋)に投射するスロー運動ニューロンは、速筋(白筋)に投射するファースト運動ニューロンに比べ、疾患後期まで機能が保たれる。
近年、家族性ALSの原因遺伝子が多数同定され、運動ニューロン変性に繋がる共通パスウエイが急速に解明されつつあるが、サブタイプの選択的脆弱性をもたらすメカニズムについては依然として謎に包まれている。
本セミナーでは、運動ニューロン・サブタイプの新たなマーカーの発見、ALSモデルマウスを用いた選択的脆弱性のメカニズムの解析、運動ニューロン特異的遺伝子改変マウスを用いた研究などについて紹介する。