理学研究科生命理学専攻主催
ニューロサイエンス研究センター・創薬科学研究科・環境医学研究所共催
第70回創薬科学セミナー
本セミナーは、先端薬科学特論・単位認定ではありません。
概要 | 細胞外ヌクレオチド /P2受容体の多様な機能 |
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日時 | 2017年12月01日金曜日・17:30~18:40 |
場所 | 理農館3F SA335 セミナー室 |
講師 | 篠崎 陽一 講師(山梨大学大学院医学工学総合研究部 薬理学講座) |
連絡先 | 木下 専(生命理学)(kinoshita.makoto at c.mbox.nagoya-u.ac.jp(atを@に代えて下さい。)) |
ファイル | 1505953046第70回創薬科学セミナー.pdf |
生物を構成する全ての細胞にはエネルギー通貨としアデノシン三リ酸 (ATP)が含まれる 。ATP を含むヌクレオチドは細胞内のエネルギーとして機能するだけでなく、細胞外へ放出されるとその受容体 (P2受容体 )を介して細胞間情報伝達物質として機能する。P2受容体は90年代初頭のクローニング以降、様々な臓器の多様な生命現象に重要な役割を果たす事が報告されている。細胞外ヌクレオチドは、中枢神経系では特にグリア間またはグリア-ニューロン間の情報を伝達する 「グリア伝達物質 」として機能し、脳機能をダイナミックに制御する事が明らかとなってきている 。
本講演では、細胞外ヌクレオチドおよびP2受容体シグナルの役割 、特に中枢神経系おける病態 ・障害時のグリア細胞機能調節に関する知見を中心に紹介する。
本講演では、細胞外ヌクレオチドおよびP2受容体シグナルの役割 、特に中枢神経系おける病態 ・障害時のグリア細胞機能調節に関する知見を中心に紹介する。